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About 関係対話ゲシュタルトセラピー

Frederick S. Perls

 (通称 Fritz Perls)

           1890-1970

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 ゲシュタルトセラピーは、1950年代にフリッツ・パールズらによって開発された心理療法(カウンセリング)の一手法です。自分の身体感覚や感情、気になることや「未完了な出来事 *」などに焦点を当てな

がら、『今・ここ』での体験を通じて自分自身に気づき、癒しや成長を促す関わりが特徴です。他のカウンセリングの方法と比べ、進展が早いのが特徴です。​

 例えば、歩くという行動を思い浮かべてみてください。まず左足に重心を置いて右足を上げ、重心を移動させながら前方に右足を着ける。その時に右手は…などとは考えず、何も意識しなくても、からだ全体が一体となって歩いています。しかし、足にトゲがささっていたり、ケガをしていればこの歩き方が不自由になります。これは、からだがうまく機能していない状態です。

 これと同じように、心にトゲがささっていたり、自分の

生き方や人との関わりにうまく機能していない部分を持っていると感じることがあるでしょう。ゲシュタルトセラピーでは、『今・ここ』で何を感じているかを、ありのままに感じ体験することで、心の動きや行動のクセに気づき、より深く自分を知り、選択の可能性を広げ、自分の責任において自分らしく生き、そして周囲と良好な関係を持つ自分になるサポートをします。

 欧米では、ゲシュタルトアプローチが心理の世界だけではなく、コーチングや企業コンサルティングにも活用され、効果をあげています。

​「関係対話ゲシュタルト」は、ゲシュタルトセラピーの最新の方法で、アメリカやヨーロッパではこれが主流です。日本にはまだあまり浸透していませんが、当研究所ではいち早くこれを取り入れています。従来、日本で行われていたゲシュタルトセラピーと比べても、心を温かく包み込む受容的な関わりが増しています。

が湧き起こってしまうような出来事。それがあると、日常の生活や人間関係が不自由・窮屈になったり、繰り返し同じような悩みや不安、ストレスを感じることが多くなる。

 *「未完了な出来事」:過去に経験したことで、感情処理が済んでいない出来事。心に刺さったトゲのように、いつまでも心が痛んだり後悔にさいなまれたり、思い出すと怒りや悲しみ、つらさ

4つの基礎理論

About ゲシュタルト・インスティテュート

About 岡田 法悦(OKADA Noriyoshi)

★設立:1987年

★代表:岡田法悦

★ゲシュタルトセラピー/関係対話アプローチの普及・実践

個人カウンセリング、グループワークショップ、心理職のためのトレーニング、スーパービジョン、著作など。

★企業研修

ヒューマンスキル全般(人間関係、コミュニケーション、モチベーション、チームビルディング、キャリアデザイン、ファシリテーション、コーチング、人材開発など)

★「こころの研究所」をシー&スカイ・カウンセリング研究所と共同で運営しています。(https://www.cocoro-no.online

 ファシリテーターあるいはカウンセラーとして関わった企業・組織

内閣府・警察庁・㈱NTT東/西日本・㈱NTTデータ・(他NTT系列会社多数)・富士電機グループ・富士通㈱・十六銀行・JR東海・㈱INAX・㈱ポーラ化成・名古屋銀行・富士ゼロックス㈱・㈱クレディセゾン・松竹㈱・エアーニッポン㈱・㈱帝人・日本生命・日産自動車㈱・雇用能力開発機構・神奈川県立産業技術短大・神奈川県学校保険研究会・川崎私立小学校児童指導研究会・京葉病院・他多数    (順不同)

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☆1986年に故Paula Bottome 博士に出会って以来、ゲシュタルトセラピーに打ち込んで現在に至っています。

☆同時期より様々な企業で研修の仕事もしてきました。RQ(Relational Quality:人間関係の質)分析を開発し、研修に活かしてきました。

☆左記「こころの研究所」では、上記RQ分析も取

入れた『リレーショナル・カップルセラピー』という、カップルの悩みや問題に取り組む新しい方法を共同開発し、実践に活かしています。

​☆著作・出版物は → 「出版物」のページ参照

・公認心理師(国家資格)(第2069号)

・2級キャリア・コンサルティング技能士

  (国家資格・第08S17400883号)

・日本ゲシュタルト療法学会元副理事長(現在は学会員ではありません)

・(一社)日本産業カウンセラー協会

・(一社)日本産業カウンセラー協会認定シニア産業カウンセラー

  (第C1000010号)

・2級キャリア・コンサルティング技能士

  (国家資格・第08S17400883号)

 

Photo Gallery 世界的なゲシュタルトセラピストたちとのスナップショット
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Erving Polster Ph.D

ポルスター博士は、パールズたちと共にクリーブランドゲシュタルト研究所を設立したメンバーで、ゲシュタルト界の〝生ける歴史〟です。接触境界の理論など、ゲシュタルト療法の発展に大きく寄与した方です。この時92歳でしたが、驚くほどお元気でした。(2010/6、アメリカ、フィラデルフィアで開催されたAAGT)

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 Gordon Wheeler Ph.D、Ansel Woldt Ph.D、百武正嗣氏
ゴードン・ウィーラー博士はエサレン研究所長。「Gestalt Reconsidered」などを著し、現代ゲシュタルト療法理論の発展に大きく寄与しました。Anselさんと一緒に、JAGTの国際顧問です。百武氏は、日本ゲシュタルト療法学会初代理事長。(2009/7、全国ゲシュタルト大会、新宿)

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 2014年日本ゲシュタルト療法学会(JAGT)学術大会の大会長として
この年のJAGT学術大会は「境界と絆」をテーマに岡田が大会長を勤め、約130名の参加者に恵まれて開催されました。イギリスからマルコム・パーレット博士を招聘して京都で行われました。(2014/7、京都)

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 Bud Feder Ph.D
グループワークの専門家で、「ゲシュタルト・グループセラピー」等の著者。40年以上、ニューヨークゲシュタルト研究所および世界各国でゲシュタルトを教えています。2018年に逝去。(2008/7、イギリス、マンチェスターで開催されたAAGT)

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AAGTでの発表風景
Gordon Wheeler博士、Ansel Woldt博士等が参加して下さった私の分科会における発表では、接触境界の階層についてのレクチャーを実習を交えながら行いました。(2010/6、フィラデルフィア )

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Malcolm Parlett Ph.D
マルコム・パーレット博士はオックスフォード在住で、英国にゲシュタルトセラピーを初めてもたらした人の一人です。また、場の理論はゲシュタルト療法の4つの基礎理論の1つでありながら専門的に語れる人がほとんどいませんが、パーレット博士はゲシュタルトの世界随一の専門家です。(2014/7、京都)

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 Morgan Goodlander と Ansel Woldt Ph.D
モーガン・グッドランダーはサンフランシスコ・ゲシュタルト研究所長。世界中でゲシュタルトを教えています。アンセル・ウォルト博士はケント州立大学名誉教授。同大学で40年ゲシュタルトを教えています。日本ゲシュタルト療法学会(JAGT)の設立に尽力した方々で現顧問です。(2009/7、新宿)

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Sylvia F. Crocker Ph.D
シルビア・クロッカー博士は、哲学者からゲシュタルトセラピストになった方で、AAGTの理論開発理事を長年勤めました。2011年10月、大阪におけるJAGT学術大会に私が招聘しゲシュタルト療法における現象学などについてのわかりやすい講義が好評でした。2019年逝去。(2011/10、大阪)

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Lynne Jacobs Ph.D
リン・ジェイコブズ博士は、ゲシュタルトの4つの基礎理論の1つ、「我-汝の対話」を深く探求してきた人で、世界のゲシュタルト療法の潮流を大きく変えた関係対話アプローチの提唱者です。また、精神分析のトレーナーでもあります。世界中を飛び回ってゲシュタルトを教える忙しい方ですが、やっと2015年のJAGT学術大会に招聘することができました。(2015/7、東京)

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